medium 霊媒探偵 城塚翡翠 作_相沢沙呼 講談社
ミステリランキング5冠の化け物小説です!
★第20回本格ミステリ大賞受賞
★このミステリーがすごい! 1位
★本格ミステリ・ベスト10 1位
★SRの会ミステリベスト10 1位
★2019年ベストブック
まずはあらすじをどうぞ!
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。
証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。
城塚翡翠。 彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……?
すべてが、伏線。
出典 medium 霊媒探偵 城塚翡翠/相沢沙呼/講談社 BOOKデータベース
この小説は4つの章ごとに事件が分かれており、
基本的に推理作家「香月史郎」と麗しき霊媒師「城塚翡翠」のバディで事件を解決していきます。
事件現場で翡翠が霊媒の力を使って犯人のヒントをつかみますがそれには逮捕に至るまでの証拠がありません。
香月がそれを警察に説明可能なところまで論理的思考で成立させ、事件を解決していく。
一章一章面白いですが一冊全部読んで初めて真価が出ます。
着手したら最後まで読みきることをおすすめします!
この小説は表紙が非常に美しい。作中に出てくる「城塚翡翠」という可憐な少女です。
小説のタイトルにも含まれています。
ただ、小説を読み終わるとイラストの印象がガラリと変わることでしょう。
この表情の絶妙さは素晴らしいとしかいいようがない!!
別にトリックアートではないのですが、そういうレベルの印象違いです。イラストは「遠田志帆」という方が描かれています。すごい!
続編には「invert 城塚翡翠倒叙集」がありますが「medium 霊媒探偵城塚翡翠」から読むことをおすすめします!
自分は続編未読ですが、順番どおり読むことがいかに重要かは今作で理解できました!!
刺激的な小説でおすすめです!
漫画版はこちら