一ノ瀬家の大罪　第27話　翼の疑惑【ネタバレあり・感想】

2023年6月5日
shukanshonen-ashura

一ノ瀬家の大罪　感想・考察

タコピーの原罪で有名なタイザン5先生による新連載
「一ノ瀬家の大罪」の実況感想です！

加速する謎！！

不可解な夢

　翼の夢は、個人の願望がみせるにしてはあまりにも不可解なことが多いです。知り得ない事実、記憶喪失、消える家族、繰り返し、目覚めてからも継続する。。。
　
　目覚めるために奮闘していた夢の中の翼は、まさか起きてからもワケのわからない状況が続くとは思わなかったでしょう。

　困惑するなかでも日常は進んでいきます。祖父母が家に帰ってきました。祖母は夢の中で翼を崖から突き落としています。それは現実で深刻なアルツハイマーにかかった祖父を知っているからこそ、夢の中の元気な祖父に会いたいという思いからの行動だったわけですが。。。

©️タイザン5　出典_一ノ瀬家の大罪/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+

　そして現実の祖父　耕三は交通事故のあとアルツハイマーが急に進行し寝たきりになってしまいました。実際に顔も手も衰えた祖父を見ると、頭が良くて頼りになる祖父との思い出があふれてきます。
　あまりにも辛い現実から逃げるために見た夢と翼は結論付けました。

©️タイザン5　出典_一ノ瀬家の大罪/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+

警告

　終わらない夢には理由がある、と颯太は言います。唯一、一ノ瀬家にいない謎のこの男は一応翼のためを思って行動しているのでしょうか。
　
　「開かずの間」と化していた祖父の部屋が開いていることを見つけた翼。何の気なしに部屋に入りますがそこで「一家全員記憶喪失」という言葉を見つけます。
　これは現実に起こったことではなく、あくまで翼の夢の中で起きた出来事。しかも事故の前に書かれたそうです。

　ここに来て謎がぐっと深まりました。整合性を探そうとするのですが中々法則がつかめません！
　さらには夢の詮索を禁じる者の存在も発覚。