タコピーの原罪で有名なタイザン5先生による新連載
「一ノ瀬家の大罪」の実況感想です!
犯人がわかりました!!
再び夢の世界に引きずり込まれた翼。やはりきっかけは変な味のお茶でした。
今までと異なるのは、颯太も記憶を引き継いでいること。颯太には犯人の目星はついていました。
それは誰か。
©️タイザン5 出典_一ノ瀬家の大罪/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
父の翔でした。夢、祖父の研究 どれも把握している人物は他にいないようでした。やはり以前ちょっとだけ「ラボで徹夜」と言った発言があった翔は研究者でした。
翔はあっさり自分が犯人であることを認めます。
彼にとって最優先事項は「家族の笑顔と幸せ」。それが叶うならもはや現実にいる必要すらない。諦めきった翔に対して、颯太が「逃げ」と指摘しますが颯太や翼は思い切り福井まで逃げていたので返す言葉がありません。
©️タイザン5 出典_一ノ瀬家の大罪/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
翔ははじめからこういった考え方だったのでしょうか?物語の序盤、夢の中で翔は意図的に崖からの転落事故を起こしました。思えばこのときからペットボトル睡眠薬の仕掛けは彼の仕業でした。
当時の彼は「笑ってたいってだけじゃダメ」と発言しています。今と全く逆です。辛い現実にも立ち向かう気概が見えましたが、心が折れてしまったのかもしれません。
©️タイザン5 出典_一ノ瀬家の大罪/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
颯太はかっこよくて勉強もできて優しくて、自慢の兄。詩織はすごく慕っていたようです。
詩織が穴水(サラリーマンの彼氏?)と遊ぶようになったのも年の離れた兄の幻影を重ねていたようにみえます。
カメラ事件で颯太が去ったあと、一ノ瀬家はどんどん壊れていきました。その過程をひとつ残らず体験していて、しかも家族で最年少、最も無力な存在だった詩織の絶望と後悔は想像できないくらいです。
ある意味家族崩壊の決定的な引き金となった颯太の離脱を絶対に止めたい詩織は、夢の中で颯太を守ることへの執着となり 夢が続くことを願う存在になったのでした。
©️タイザン5 出典_一ノ瀬家の大罪/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
翔は夢から覚められるかは自分の意思と言いました。翼と颯太には覚めたい思いがあります。
ただ、二人だけでは一ノ瀬家は壊れたまま。
夢の中で彼らは、他の家族達に目覚めたいと思わせなければいけない。そんな気がします。
翼と颯太のコンビで事態を好転させることができるのか!続きが気になります!!