完全に倫理観がぶっ壊れた敵達。。。
外薗健先生の「カグラバチ」実況感想です! 前の話 第9話 次の話 第11話 登場人物一覧
とうとう錦の能力が明かされました。それは「纏い」。一挙手一投足に高密度の玄力を上乗せする、とあります。予想していた超スピードだけでなく、超パワーもあるとは。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
しかし、自身の限界を越える力には代償も大きく立っていられないほどの痛みを伴います。恐らく玄力の消費も涅(くろ)、猩(あか)と比べて高そうです。ここぞという時まで簡単には使えない力ですね。
対する双城はノーダメージ。彼は刳雲をわずか一週間前に預かったばかりのようです。その練度でチヒロ相手に互角以上の戦いをしています。
ここで討っておかないとさらに危険な存在となることでしょう。また、鳴(めい)のインターバル中でも結(ゆい)は使えることも判明。交互に使うことでほぼ間断なく大技を撃てそうです。
しかし、そのわずかな隙間も錦の前には危険地帯。チヒロは氷結を圧倒的スピードで避け刃を叩き込もうとしますが、それでも双城のカウンターが一手早い印象。もしかしたら単純な剣技だけでも凡百の妖術師とは一線を画すレベルにあるかもしれません。
ただ双城が恐ろしいのはその剣技、冷血さや強靭な精神だけでないことが今週わかります。双城は元々シャルを捕まえるために様々な追手を放ち、チヒロの妖刀が見つかったのはその副産物でしかなく、あくまで狙いはシャルにあります。
双城は喫茶ハルハル襲撃の際もシャルのことは1ミリも気にしないふりをし、あくまで妖刀第一目的と強烈に印象付けていました。なんて頭がキレる男でしょう。
チヒロが最後の一撃を放とうとする寸前でシャルが連れ去られる現場を目撃!チヒロは一瞬の逡巡のすえ、シャルを助けに飛び込みます。
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チヒロへの双城の追撃は、駆け付けた神奈備により防がれました。そして、薊と柴も。双城から見てもこの二人は別格のようです。
薊は組織人であるがゆえに周囲への被害を考慮し、安パイの手を打とうとしますが柴は即チヒロを助けに動きます。
クレバーな双城は深追いせず姿を眩ませます。使った技は「降(こう)」。水滴の描写から降雨、つまり雨=水を使う技と思われます。
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刳雲の3つの能力もこれで全て明らかになりました。雨、雷、氷と雲から発せられる現象ですね。
場面変わってチヒロ。車に斬り込みますが見つかったのはシャルの「足だけ」。最低な「小分け」作戦です。人体に小分けって、どれだけぶっ壊れた倫理観なんだ。
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シャルを連れて逃げていたヒナオも殺されてしまったのでしょうか。
チヒロは黒服の首の左に添えた刀を右にスライドさせます。こういった細かな演出がとにかくカッコいい。。。しかし、そんなこと言ってられないくらい事態は最悪です。
シャルは平気で足を切り落とす連中に捕まりました。また、刳雲はいまだ外道の手にあります。父が丹精込めて造り上げた刀が何の罪もない人々に振るわれている現実。
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双城とチヒロに強力な因縁が生まれました。思わず叫んだ「父さんを語るな」と言う言葉。六平国重の歪んだ信奉者である双城との対比が際立ちます。
双城は「シャルを材料にして」六平国重を超えると言います。それはつまり、新たな妖刀かそれに代わる殺戮兵器を造り出そうとしているのではないでしょうか。
満身創痍ながらも眼だけは鋭く光るチヒロ。絞り出す声には深い怒りと決意がこもっています。
全く目が離せないカグラバチ。続きが気になります! 前の話 第9話 次の話 第11話 登場人物一覧
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