小説紹介　すべてがFになる

すべてがFになるの紹介を書いていきます。

すべてがFになる　作_森博嗣　講談社　1996年初版

こちらはドラマ・アニメ化もされているミステリー小説で、とある島の研究施設が舞台になっています。

大学の研究室の旅行で島を訪れた一行が、天才プログラマー　真賀田四季　博士の住まう研究施設で起きた密室殺人事件に巻き込まれるところから物語は動き出し、読者である自分も密室のトリックを何とか解こうと色々頭を悩ませたのも楽しい思い出です。

解けそうで、解けない感じがとても良い塩梅でしたねー。

ただ、この小説で一番グッときたのはそのトリックに至った犯人の思考回路。仕掛けが面白いのもミステリーの醍醐味ですが、この犯人に関しては犯人自体が小説を形作っている気がしました。

ドカンと来る衝撃が楽しい小説と思います。是非！

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