外薗健(ほかぞの たける)先生による新連載
「カグラバチ」の実況感想です! 次の話 第2話 登場人物一覧
ド派手な巻頭カラーで幕を開けた新連載 カグラバチ。刀がキーポイントの漫画でしょうか。
主人公は六平チヒロ 15才。刀匠(刀鍛冶)の父 六平国重の手伝いをしており、将来は自身も刀匠になることを夢見る少年です。
父は天然なところはあるものの、国で最も有名な刀匠のようです。独自の工法、特別な刀に秘密がありそう。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
この家族は父、息子、金魚三匹で構成されているようです。母や他の兄弟、祖父母は見られませんでした。それでものほほんとした父と、しっかりものの息子のコンビはうまく回っていそうです。
そして、この金魚も父がセールストークに丸め込まれて買ってきたものですが後に重要な意味を持つ存在になります。
赤い金魚は幸運を呼び、黒い金魚は邪気祓い、いわゆる魔除けですね。三色のはまだなぞが多いです。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
チバさんというキャラは軍人でしょうか?斉廷戦争で戦地に行っていたようです。この戦争では父の六平国重の打った刀が活躍したとか。
後の展開でもわかりますが、この時代は刀が武力の象徴のようです。ヤクザが銃を使った描写はありませんでした。
昭和の世界観に幕末の武力といった設定でしょうか。
この時代に人を殺す道具である刀を創り続ける仕事。とぼけた父ですがそこは真摯に伝えたかったのだと思います。そののち、悲劇が起きました。
時は3年ほど過ぎ去り、チヒロは18才になりました。チヒロの頬には傷が。大きな三日月に交差するような小さい縦傷。
ある日の悲劇を過去にしないため、チヒロは毎日その傷を見て憎しみを蓄えています。父の国重は亡くなったのだと思われます。なぜ。。。
街はヤクザが牛耳り、バックには妖術師と呼ばれる得たいの知れない存在がついています。
それは松のような物質を作り出し、自身を火の中に消し去りました。手には背中合わせの三日月のような紋章が。我々と言ったことから妖術師は複数おり、徒党を組んでいるようです。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
チヒロの敵は明らかに妖術師にいそう。
そして柴さんとヤクザのアジトに殴り込み、いや斬り込みに行きます。チヒロはほぼ単身乗り込みためらいゼロでヤクザをバッタバッタと切り伏せていきます。
チヒロの腰には二本差しており、一本は外でヤクザを斬った刀。
もう一本は妖刀。六平国重が妖術を刻み込んだ一振りです。中には一緒に暮らしていた金魚達が!!
「淵天(えんてん)」とは金魚を呼び出す言葉でしょうか。「涅(くろ)」はあの黒い金魚、見えただけで12人以上のヤクザを一刀両断!「錦(にしき)」はまだベールに包まれています。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
独楽のように刀を振るいながら斬りまくり、ヤクザを全滅させました。
唯一生かされていたボスは「毘灼(ひしゃく)」について問い詰められます。
いわゆる水を組むひしゃくは柄杓と書きます。この漫画に出てくる毘沙門天と灼熱の頭文字をくっつけた漢字を使っています。
これは中盤に出てきた妖術師の組織と見て良さそうです。
ボスは化け物に喧嘩を売ろうとして正気じゃない、と言いますがチヒロはとっくに正気ではない。。。過去の悲劇から復讐鬼と化したのでしょう。なかなかのダークヒーローです。
人殺しにここまでためらいがない主人公も珍しいのではないでしょうか?戦闘シーンもかっこいいですし続きが気になります!!