ドス黒い悪ほど、倒すときの爽快感がすごい!!
外薗健(ほかぞの たける)先生による新連載
「カグラバチ」の実況感想です! 前の話 第5話 次の話 第7話 登場人物一覧
泥男とのバトルスタート!ダルマ男よりかなり強力な妖術師のようで、自身を模した泥人形に車を運転させてチヒロたちを囲い込み、土砂崩れのように襲いかかってきます。これは強い。
細心の注意を払っていたチヒロがなぜ追手に見つかってしまったのか。それは双城がチヒロとシャルに懸賞金を懸けて指名手配していたからでした。それゆえ、見つかったのは顔の傷が割れていたチヒロ。
多額の懸賞金に釣られた妖術師達に追われることになります。
チヒロは「涅(くろ)」で斬撃を放ちますが、ダルマに続き泥男にも力を見くびられます。泥男は戦場で妖刀の本領を目の当たりにしているからこそ、チヒロの未熟さを看破しました。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
泥男やダルマ男のような敵だけでなく、シバにも「妖刀の本領」に達していないと認識されているチヒロ。かなり強いと思っていたのですが、地獄絵図を見るに、戦争は天変地異のような戦いが日常と思われます。確かにまだ苦しいかもしれません。
泥男の物量に圧倒される中、突如現れた精神感応系の妖術師に「父が殺されるトラウマ」を叩き起こされました。東京中の妖術師に狙われるということは、このように複数で襲われることも意味します。かなりキツイな。。。しかし、精神系妖術師はこの攻撃でチヒロの心に「火」を入れることになります。
精神攻撃を喰らい、地に臥すチヒロ。もはや勝敗は決したと考えた泥男はシャルを「食っちまうか」と倫理観がぶっとんだ発言!!
シャルは「鏡凪(きょうなぎ)一族」の生き残りで、その肉を食えば不老不死になれる。まるで「人魚の肉を食べて不老不死となった八百比丘尼(やおびくに)」のような話です。
その気味が悪い話の証明に精神の妖術師はシャルの足を握り潰します。そしてシャルの足はすぐに治癒。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
この鏡凪一族の特異体質が噂話の根幹にあり、シャルが狙われる理由でした。シャルは重要な秘密を知る少女かと思いきや、存在そのものが狙われる原因だったとは。
それにしてもカグラバチの敵は清々しいくらいに邪悪です。一般人の死体を吊るすヤクザや、罪のない蕎麦屋の主人を突然刺したり、子供を食べるとかスパッといきたいとか。。。
一話では大量殺戮系主人公のチヒロにびびりましたが、敵がここまで畜生だとチヒロに期待することはただ一つ。斬って斬って斬りまくってくれ!!
チヒロは残された脇差しで妖刀を奪還すると「錦(にしき)」を発動。まだ能力は未知数ですが、錦の金魚が通った経路にあった妖術師の首はハネ上がりました。素晴らしいコマ割!!
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
そこから嵐のように斬撃を繰り出すチヒロ。鬼畜らしくシャルを人質にとった泥男でしたが、叫び終える前にチヒロにズタズタにされていました。人でなしらしい最期です。
©️外薗健 出典_カグラバチ/週刊少年ジャンプ/少年ジャンプ+
一旦危機は脱出。シャルはせっかく色々なものをごちそうになったのに、酷い精神攻撃を受けて全部吐いてしまっていました。。。
そこで、チヒロはとっておいたサンドイッチをシャルにあげます。普通においしいご飯を食べることはシャルにとって本当に奇跡みたいなことなのかもしれません。
悪をバッタバッタと斬り倒した今週号。描写力もとんでもないので非常に見応えがありました!!
続きが楽しみです! 前の話 第5話 次の話 第7話 登場人物一覧